こんにちは、しおさらです。
今回は、派遣看護師について書いていきたいと思います。
「病院を辞めたいけど、派遣看護師はなんだか不安…」という方の参考になればと思います。
派遣看護師のメリット
わたしは、3次救急の病院で5年間勤務後、青年海外協力隊として2年間パラグアイに行きました。
その前後で派遣看護師として約2年間働きました。
病院で働いていた時には気が付かなかったことに気づき、仕事の幅や考え方が広がり、とてもよかったと感じています。
今回は実際に派遣看護師として働いてみた気が付いた、良かったことを書いていきたいと思います。
自分のやりたい看護の方向性がわかる
派遣看護師として様々な場所で働くと、病院では経験してこなかった仕事を経験することができます。
私が派遣看護師をしていた約2年間の間で勤務したのは、
- 訪問入浴
- デイサービス
- ショートステイ
- 有料老人ホーム
- 保育園
- ツアーナース
- 病院
- クリニック
と、とても多岐にわたっています。
様々な職場で勤務していると、自分が楽しいと思えたり、向いていると思える職場が定まってきます。
わたしの場合は訪問入浴介護というお仕事が大好きになりました。
病院で働いているときは、全く知らない働き方でした。
病院では、検査や処置の合間に、こちらのペースで入浴介助することが多かったのですが、訪問入浴は、利用者のニーズに合わせて介助します。顔の洗い方、入浴方法、入浴時間は人によって違います。
その人らしく生活すること、をお手伝いできるところがとても素敵だと思っています。
病院という環境にいるとそれ以外に目がいきにくいですが、派遣看護師として様々な場所で働いていると、様々な働き方が見えてきます。
自分のやりたいことや働き方などを改めて考えるきっかけにもなります。
より良い職場を見つけられる
派遣看護師として働いていると、様々な職場に行きます。
雰囲気の良い職場もあれば、そうでない職場も(結構)あります。働き方も本当に様々。
同じ会社でも営業所が違えば全く雰囲気が違います。1から丁寧に説明してくれる営業所もあれば、最初のあいさつさえしてくれない営業所もあります…。残業をしっかり付けてくれるところもあれば、休憩をたくさんとったからと付けてくれないところもあります…。
派遣看護師という、1日限りの関係であれば、「次からここはやめておこう」と軽くうけながせますが、ずっと働く職場だと死活問題ですよね。
派遣看護師として働いたことのある職場であれば、働き始めてからこんな職場だとは思わなかった…というギャップに悩まされずにすみます。
長く働くなら自分らしく働ける、環境の良い職場が良いですよね。
ここでずっと働きたいと思える職場は意外と少ないもの。汗
何をして働きたいという方向性が決まっている方も、一度派遣看護師として働いてみるというのも1つの選択肢だと思います。
時間に余裕ができる
定時に行って、定時に帰れるのが魅力です。(訪問入浴はわりと残業があります。)
わたしは、ケアマネージャーの試験を受ける予定だったため、空いた時間に勉強していました。
病院で働いていた時は、働いて帰ってからはくたくたで何もできなかったので、勤務前、帰宅後の時間を有効に使えたのがとても嬉しかったです。
長期休みが取れる
年末年始の休みや長期の休みが取れます。自分の働きたいときはたくさん働き、長期で休みたいときは休むなどの調節を、自分ですることができます。
10日間休んで海外に行くという生活も夢ではありません!!!!
責任を問われる仕事から離れられる
初めての人でも働ける、「スポット派遣」は、責任の重い仕事はほとんどありません。
看護師経験の幅は人それぞれである為、誰でも共通して出来る仕事が多いように感じます。
今まで派遣看護師として働いていて経験した看護技術は
- バイタルサインの測定
- 経管栄養の注入
- 吸引
- ストマのパウチ交換
- 軟膏塗布
- 褥瘡処置 爪切り
などなど、基本的な手技ばかりであまり高度な看護技術はありませんでした。
基本的には指示をしてくれる職員がいるので、指示に従って動くというかんじです。
看護師が自分だけということもありますが、必ず責任者や施設の従業員に相談し、一緒に判断していました。
責任のある仕事は、それをやり終えた後に大きな充実感を得られるのも事実ですが、そんな働き方に疲れた…という方は、派遣看護師オススメです。
まとめ
今の働き方に疑問をもちながらも、定職を離れることに不安がある方も多いと思います。(実際にわたしもそうでした。)
社会人は毎日働かなくてはいけない…
患者さんのために自分の時間は犠牲にしても仕方がない…
お給料のために、辛いけど夜勤をするのは仕方がない…
そんな風に、自分を追い詰めてはいませんか?
様々な働き方があり、何に価値を置くかは人それぞれです。
まずは様々な選択肢があるということを知っていただけたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今後も派遣看護師事情を掲載していきます。
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